フレイル予防で大切なポイント

年齢を重ねると、心身の衰えは避けることができません。
健康な状態から突然介護が必要な状態になるわけではなく、多くの場合は中間的な段階を経て、介護が必要になります。
このような健康な状態から介護が必要になる過程において、中間的な段階のことをフレイルと呼びます。
ですから、介護が必要になる前に、その前兆を察知し、早期支援を行うことが、高齢者の健康維持には重要なのです。

その際、健康な状態を保つためには、フレイルの時期に突入しないことが大切です。
健康意識を高めて、生活習慣病を予防したり、適度な運動をしたり、脳トレなどを実施したりして、運動機能や認知機能の低下を防ぐようにしましょう。
また、栄養価のあるものを積極的に摂ることも欠かせません。
特に高齢になると食が細くなったり、咀嚼する機能が低下するなどして、健康維持や老化防止に必要な栄養を摂取することが困難な状態になるので注意が必要です。
低栄養になると介護が必要な状態になるスピードが早くなるので、フレイルと栄養は深く関係していると言われています。

したがって、高齢者は、低栄養を防ぐために、バランスの良い食生活を送ることを常に意識しなければなりません。
また、周囲の人は、口腔ケアをすすめたり、日々の些細な変化を見逃さないようにしましょう。
高齢者にとって、日々の食生活は心身共に健康状態を保つための重要な鍵になります。
ですから、食欲が落ちた状態が続いた場合は、かかりつけ医に相談するようにして、早め早めの対処を行いましょう。
フレイル予防と食生活については、『これからの暮らしのために大切なフレイル予防』というサイトにも書かれているので、併せて読んでみてくださね。